電車でたまにいる変な人

電車に乗ってると、たまに少しおかしな人をみかけますよね。

僕はこないだ乗った満員電車で、後ろに立っていたヒゲのお兄さんに耳元で「鼻…地獄変羅生門…永訣の朝…」と芥川龍之介の小説タイトルを囁かれ続けるという激キモ事件に遭遇しました。

まあ気持ち悪いとか以前に「一つだけ宮沢賢治混ざっとんねん!!!!」って僕は言いたかったですけどね。

頭文字をとったら何かのメッセージになるのかと思ったけど別にそういう訳でもない感じでしたし。「はじらえ」って。お前が恥じらえ!!!

 

しかしですね、そうはいってももしかしたら自分自身も、気づかないうちに「変な人」として見られているかもしれません。

 

僕はめちゃくちゃ睡眠効率が悪くて、たとえ夜しっかり寝たとしても、次の日の朝乗る電車で絶対眠くなっちゃうんですよ。でまあそんで寝ちゃいますよね。そしてうっかり寝言とか言っちゃうんです。電車の中で。信じられないでしょ?でもマジで言っちゃうんですよ。マジ末期の睡眠障害ですよね。夢の中で変顔してたら現実でも夢と連動しておちょぼ口とかやっちゃうんですよ。目の前にいる人からしたらお前どんな夢見てんだよって感じですよ。

目が覚めて前の人がめっちゃ笑い堪えてたりすると「また僕なにかやっちゃいました?」ってなります。まるでニヤニヤテロリストですよね。(?)

 

ほいでまあこないだついに、人が沢山いる中電車のなかで寝言で「うほっほ〜⤴︎」って叫んでしまいました。そんな大声出したら当然自分自身の声で起きてしまうわけで、まあその瞬間「やってもうた」と思いましたね。そこまでいくとさすがに周囲の反応はニヤニヤするとかじゃなくドン引きでした。

 

そこで僕はどうしたかというと、

「え、元から僕こういう人間ですけど〜?電車の中で突然うほっほ〜って叫ぶ系の人ですけど〜?あなた達は違うんですか?へえ〜世の中には変わった人たちがいるんですね〜!じゃ、僕は自分の星に帰りま〜す☆地球の皆さんごきげんよう〜☆」

って頭の中で自分を説得しながら次の駅で電車を降りました。目的地じゃないのに。

そして僕は清く正しい地球人として心を新たにし、次の電車に乗りこんだのでした。

二度とあの過ちを繰り返さない。そう心に決めて。

 

みんなも気をつけるように。