断言してやりましょう。
幽霊などいません。
怖いからいないと思いたい、とかではなくマジで論理的に考えていないんですよ幽霊なんて。
もし仮に人間の死後、そこにわずかな精神的エネルギーが残留するとしてもですよ。それが意志を持って行動して、ましてや人をビックリさせようとしたりしますか?しませんよね。ありえないんですよ。
「おばけだぞぉ〜」だあ!?
舐めてんのか?自己紹介でもしなきゃ怖がってもらえないなんて幽霊としての自覚がたりないんですよ。それだったらこの間私が三日間放置した弁当箱を提出した時の母ちゃんの方がよっぽど怖かったです。
母が息子に「殺すぞ!!!」って言ってきましたからね。こっちが幽霊にされるところでした。
逆にUMAとかはガッツリ信じているんですよ。生物進化の段階で突然変異を遂げたりとかしている可能性もある、という科学的根拠がありますから。
同じ理由で宇宙人も信じてます。私達がここに存在している時点でほかの星にも生命がいる可能性は充分すぎるほどありますからね。
でも幽霊だけはマジでいない!!!
私の幽霊いない論は父親譲りなんですよ。
これは本人から聞いた話ですが、
かつて若かりし頃の父が北海道から上京してきた時、幽霊いない論者の父は「まあ平気っしょ」って言って事故物件に住んじゃったんですよ。
そしてとある日、案の定の事態が起きました。
ついに窓から青白い女が現れ、部屋を覗きこんで「私、幽霊なんですよね…」って言ってきたらしいんですよ。
そしたら父はなんて言ったと思います?
「ちがう!!!!!!!!」
って言ったんですよ。幽霊が「幽霊です」って言ってんのにちがう!!って言い放ったんですよ。意味不明でしょ?じゃあなんなんだよと。
そしたら幽霊は「はあ?こいつヤバ」みたいな顔して消えていったそうです。もう違う意味でホラーですよね。
そんな父の口癖は「化けて出てやる」です。
一般的にほん怖とかで出てくる幽霊って、人を脅かしてくるじゃないですか。振り返ったらヴァァン!!みたいな感じで。
あれなんなんでしょうね?
死んで未練があるとして、生者に助けを求めたいなら素直に「未練晴らしたいんですけど…」って頼めばいいんですよ。
なのになぜ脅かす!?頭パープリンなのか!?
下手に出て頼んでくれば成仏を手伝ってやる気にもなるのに、そんな偉そうにするからいつまで経っても成仏できないんですよ。
それともあれなんでしょうか、幽霊界では、
「人を脅かして、ビックリポイントを貯めよう!今なら限定10ポイントで成仏サービス実施中!」
みたいなシステムなんですかね?だとしたらえらくエンターテイナーな神様ですよ。
まあ、そんなかんじです。
お化け屋敷とかは普通にビックリして怖いので、頼りにはなりません。「およよ…」ってなります。