見るからにアホそうで限りなく変人奇人の類に分類されているであろうこの私ですが、意外と文学少年なんですよ。
僕は自宅からかなり遠く離れた予備校に通っているので通学には大体片道2時間ぐらいかかるんですが、まあその間ヒマでヒマでしょうがないので本を読むことにしていたんですけれど、
まあ、それで去年の夏から数えると確実に40冊は読みましたね。すげえっしょ。
そんな中でこの作家さん好きだな〜って思ったのは伊坂幸太郎さん、米澤穂信さん、森見登美彦さん、本多孝好さんですかね。
わりとミステリーチックでユーモアのある文体を好む傾向にあるらしいです。ちなみに、この間書いた僕の「俺という芸術」という記事で語ったネアンデルタール人とクロマニョン人の話は伊坂幸太郎さんの「重力ピエロ」という小説からの引用です。引用なのにドヤ顔で語ってました。はずかしい野郎です。ビンタしてください(懇願)。
とまあ私の文学少年ぶりがアピール出来たところで本題に入りたいと思います。
みなさんは
「ドグラ・マグラ」
という小説をご存知でしょうか?
夢野久作という作家による近代文学のひとつで、「読むと精神に異常をきたす」というその逸話から「世界三大奇書」のひとつにもなっている小説です。
私これ読んだんですよ。
ちなみにこの小説を読んだって話を友人にしたら「だからかあ…」って言われたんですけど別に頭がおかしくなった訳では無いです。誤解されやすいですけど違います。元からです。
まあこのドグラ・マグラがどんな話かと簡単にいいますと、「精神異常者が書いた精神異常者の物語」っていう設定らしいですね。
「先生!僕って何者なんすか!?」
「呉一郎(くれ いちろう)です」
「じゃああそこで遊んでる人は?」
「呉一郎です」
「じゃあ僕呉一郎じゃないじゃないですか!僕は何者なんすか!?」
「呉一郎です」
「わからーーーーーーん!!!!」
「私にもよくわからん、死ぬか」
「ブウゥゥーーーーーーーーーンンン…ブウゥゥーーーーーーーーーンンン…」
ってな感じです。世界観的にはかなり不気味でしたが、ミステリーとしてはかなり優秀で面白かったですよね。
ただ、途中に「キ〇ガイ地獄外道祭文」というパートがありまして。
そのパートは「スチャラカチャカポコ」という文字の羅列が50ページ以上に渡って続んですけど、そこを読んでる時はかなりこたえましたね。
しかもたまに重要なセリフが混じってたりするんで読み飛ばす訳にはいかないんですよ。
「読むと精神に異常をきたす」と言われてる所以はこの辺にあるんじゃないかな〜と思います。
そしてタイトルでもある「ドグラ・マグラ」。
変わったタイトルだな〜って感じですよね。
なんと作中で同名の小説が登場するんですよ。ドグラ・マグラの物語の中にドグラ・マグラという小説が登場するわけですけど、その時にドグラ・マグラという言葉の語源が説明されました。長崎バテレンの呪術の方言の「堂廻り、目眩み」という言葉から来てるらしいですね。
フン、おもしれえ言葉、と思いましたね。
(フン、おもしれえ女、のテンションで)
ところでみなさんここまで読んで疲れちゃいました?
実はこっからが真の本題なんですけど、
「疲れたに決まってんだろ!ふざけんなこのポンポコピーのポンポコナーの長久名のセックスが!死ね!」
という方はここで引き返して頂いて結構です。良い夜を。ここからは少し危なっかしい話になるかもしれませんので。
「今夜は潰れるまで付き合ってあげる❤」というかたはあともう少しだけお付き合いください。
「ドグラ・マグラ」及び「堂廻り、目眩み」という言葉がどうにも引っかかった僕はネットはもちろん、辞書やら図書館やらでひたすら調べました。こういうことに関してだけ謎の行動力を発揮するのが私という人間なんですけど、
するととある郷土資料のなかにとある記号を発見したんですよ。
まるでアルファベットの「N」を丸めたみたいな、広島カープの「C」のマークの「N」バージョンみたいな感じの、そんなマークでした。
そのマークが「堂廻り、目眩み」の語源を解説しているページの隅にポツンと落書きされていて、それだけでも不審に思ったんですけど、
「このマークどっかで見たことあんなあ?」
と気づいたんですよ。
みなさん、こっからが本番ですよ。
実はここまでのやたら長い前置きはここからの話をカモフラージュするためにありました。
実はこの「N」のようなマークによく似たマークをシンボルにしている、ある団体があって。
私は数ヶ月前にその公式Twitterをフォローしていたんですよ。少し前にそのアカウントのツイートが少しバズっていたので知っている人は知っているんじゃないかな、
「NONE_FAITH」
っていうアカウントなんですけど。
調べて頂けると説明が省けて助かるんですけどまあ〜不気味なんですよねこのアカウント。
ツイートの文字が全部文字化けしているし、なんか怪しげなセミナーやってるみたいだしオマケにグッズなんかも販売してるし…なんなん…こわ…ってかんじなんですよ。
最近話題になり始めてる都市伝説らしいですね。都市伝説がTwitterやっててええんか…?って感じではありますけど、「むやみに関わろうとするなあれはヤバい」っていう声もあるくらいですし都市伝説としては優秀なネタですよね。
でもねそのノンフェイスのグッズっていうのがなんかやたらカッコイイんですよ。すげえシンプルでいて洗練されたデザインというか。私の予想ですけど、新しく立ち上げられたファッションブランドかなんかが売名行為目的で都市伝説的な感じで話題性を狙ってこんな怪しげなツイートしてる、みたいな。
もしそうならぜひそのグッズ大々的に販売して欲しいすね。グッズ自体はたま〜に開かれるセミナーでしか販売していないらしいんですけど。
だから今度セミナー行ってきます。気になるし。
そんな記事でした。
調べてみてください。ノンフェイス。
でも確かに、むやみに関わろうとするとやばいな。って感じはします。